発音が気になる、でも英語絵本の読み聞かせしています。
こんにちは、akiです。
もっと英語をペラペラと話したい、ネイティブのような発音で話すことができたらいいのに、と思う日本人は多いですよね。
もちろん私もそうです。
長期の留学経験や海外生活の経験などもなく、一般的な日本人の家庭で生まれ育った私。英語学習を始めたのももちろん中学からでした。きれいな発音とリズムで英語を話したい!と、今でも毎日練習を続けています。
英語の発音が完璧じゃないのに、英語絵本の読み聞かせなんかして大丈夫なの!?
子どもの発音に悪い影響が出てしまうのでは!?
と思われる方もいると思います。
今日は、それでも私が英語絵本の読み聞かせをする理由についてお話ししていきます。
- 私が英語絵本の読み聞かせをする理由
- 子どもにとって大好きなパパやママの声が一番だから
- いいことだらけの英語絵本。親子で世界を広げたい。
- 英語を身近なものにしたい。
- 世界中でいろいろな英語が話されている
私が英語絵本の読み聞かせをする理由
理由①大好きなパパやママの声が一番だから
まず、子どもにとってパパやママの声が何よりすばらしい英語のインプットになるからです。
昔と比べて英語のかけ流し音声や動画など、最近ではいいものがたくさんあり、簡単に手に入れることができるようになりましたね。(CDラジカセを片手に教室を移動して授業を行っていたのがなつかしいです。)
実はわが家の絵本読み聞かせ、9割が日本語絵本でした。英語絵本も好きで読んではいましたが、ときどき私が読みたいときに読むくらい。子どもが選んで持ってくるのは、もちろん日本語の絵本。長いことわが家のおうち英語は「英語音声のかけ流し」と「動画視聴」(土日のみ1時間くらい)が主になっていました。
とりあえずこの2つを、ゆるーくのんびり続けていたのですが、音読協会の初級講座を受けて英語絵本読み聞かせの大きな魅力を知り、生活の中に意識的に取り入れることにしたのです。
子どもたちが選んで持ってくる絵本の中に、英語絵本も入れるようにして、毎日読み聞かせを続けたところ、停滞モードだったわが家のおうち英語にすぐに大きな変化が見られるようになりました。
ママのマネをして絵本を読んだり、自然と英語で反応したり、引き出そうとしていないのに自然にアウトプットを始めたのです。英語音声のインプットだけでは見られなかった子どもたちの姿を目の当たりにし、どんなに素晴らしい教材やコンテンツも、大好きなパパやママの声には敵わないということを実感したのです。
理由②いいことだらけの英語絵本 親子で世界を広げたい
英語絵本にはたくさんの魅力があります。
将来使える英語力の土台を築くことができるのはもちろんですが、日本語絵本だけでは味わえない英語絵本特有の魅力や楽しさも経験することができます。
例えばハロウィンやクリスマスなどの外国の文化。英語絵本を通して英語圏の子どもたちと同じように楽しむことができます。
また、海外の絵本作家の作品を見ることで、日本のものとは違った色彩感覚や思考パターンに触れ、多様性を理解するようにもなります。他にも数えきれないほどたくさんの魅力が詰まっていて、子どもたち自身の、そして私たち親の世界をも広げてくれるのです。
わが家ではいつも英語絵本を読むのはママ。だけど、ときどきパパも登場します。パパは英語が(かなり)苦手ですが、虫、宇宙、車などの「パパと読むと楽しい絵本」があり、それらはパパのところに持っていくことが多いです。
読みながら「パパ、これはこうゆうんだよー」「はつおんちがうよー」など、かなりにぎやかです。読み終わった後もそのテーマについて語り合っていたり、あーだこーだと親子で話していたりします。
そういう姿を見ていると、発音を気にしすぎて英語絵本を読むのをやめてしまうのではなく日本語でも英語でも「家族で一緒に絵本を楽しむ経験」を優先したいなと思うのです。
長期の留学や海外生活の経験などない両親による読み聞かせ。子どもたちの英語にはもちろん影響があると思いますが、それ以上に「いいことだらけの英語絵本」を親が読まないという選択肢はわが家にはないのです。
理由③英語を身近なものにしたい
私にとって英語は、「力が必要」なもの。話すためには勇気がいるし、読むときには気合いが必要。日本語を使うように自然には使えない、特別なものです。
子どもたちにとっては、英語が特別なものではなく、いつも身近にあり自然に使えるものとなってほしいという思いがあります。
そのためにも、家の本棚には日本語の絵本と同じように英語絵本が並び、「よんでー」と持っていけばパパやママが普通に読んでくれる、そんな環境をつくることを心がけています。
実際、私は英語絵本を読むとき、頭の中をフル回転していますし、難しい長めの絵本を持って来られたときには「よし!」と気合いを入れないと読めませんが、なるべく平気な顔で「いいよー」と答え、読み始めるようにしています。
この、母の気合の入った読み聞かせが、いつか子どもたちにバレて、英語絵本も自分で読むようになっていくのかなと思うと、それが一つの大きな楽しみでもあります。
終わりに
確実に伝わる英語を身につけるために、英語特有の音やリズムをしっかりと表現できるようにしていくことが大切であり、私自身これからも練習を続けていくつもりです。
しかし、世界中で15億人が英語を話す時代。日本人が日本語なまりの英語を話すのと同じように、それぞれの国の母語に影響を受けた英語が話されています。つまり世界中でいろんな英語が話されているのです。
実際、私も教員時代にいろんな国のALTと関わる機会がありました。アメリカ、イギリスだけでなくニュージーランド、フィリピン、ジャマイカ出身の先生もいて、それぞれが母国なまりのある英語を話していました。
バイリンガル絵本読み聞かせインストラクターの養成講座受講中、音読協会代表の本澤愛さんがおっしゃった忘れられない一言があります。それは、
「日本人として日本語なまりのある英語に誇りをもつ」
という言葉です。
なまりを気にして何かをやめたり諦めたりするのではなく、むしろ日本人であることに誇りをもって堂々と振る舞う、そんな姿を私も大切にしていきたいと考えています。
最後まで読んでくださりありがとうございます。