いいことも わるいことも
こんにちは。
Home ai えほんのおうち、akiです。
「絵本といっしょに子育てする」
ママのお手伝いをしています。
おやこの絵本のある暮らしが
愛のある、やさしいものとなりますように
そんな思いを込めて活動しています。
今日の「えほんai」
わが家の本棚からおすすめの絵本をご紹介しています。
FORTUNATELY
FORTUNATELY
Remy Charlip
Simon & Schuster Books for Young Readers
こんなおはなし
ある日、ネッドくんに
サプライズパーティーの招待状が届きます。
でも、ネッドくんが住んでいるのはニューヨーク、
パーティーがひらかれるのは
遠く離れたフロリダ。
運がいい!
友達が飛行機を貸してくれます。
ところが、飛行機は爆発してしまい・・・
よかった!
パラシュートがあった。
と思ったら、穴が空いていた・・・
まっさかさまに落ちていくネッドくん。
助かった!
干し草の山の上に着地できそうだ。
と思ったら、鋭いくま出があってあぶない!・・・
ついてる!
くま出をよけることができた、でも今度は・・・
こんなふうに
fortunatelyとunfortunately
「幸運なこと」と「不運なこと」を繰り返し、
ネッドくんが
最後にたどり着いたところは・・・
fortunatelyとunfortunatelyな出来事を
繰り返しながらお話が進んでいきます。
「幸運なこと」はカラーで
「不運なこと」はすべて白黒で描かれていて
ストーリーの内容やネッドくんの気持ちを
自然に想像し、共感しながら読んでいくことができます。
また、unfortunatelyのところでは
予想もしないようなトラブルが毎回起きるので
子どもといっしょにドキドキ、
ネッドくんの冒険を見守るような感覚で読んでいます。
すべてが未来につながる1本の道
「ここに行く」
そう決めたらあとは進むだけ。
途中で起こる
いいことも悪いことも
すべてがそこに向かうための道になる。
あきらめずに前に進み続ける
ネッドくんを見ていると
そんなふうに感じます。
ネッドくん、
不運な出来事が起こったときに
もし進むことをやめてしまっていたら
ゴールにたどり着くことはできません。
それに、ゴールから振り返ってみれば
彼にとって
fortunately「幸運な」ことも
unfortunately「不運な」ことも
すべてが
「行きたいところに向かうための道」として
1本につながっています。
日々、生活していると
本当にいろいろなことが起こります。
うれしいと感じることも
そうでないことも。
でもどちらの出来事も
未来の自分から見たら
行きたい場所に行くために
なりたい自分になるために
通ってきた道となり、
すべてがつながっている。
そう思うと、何があっても
前に進めるような気がしてきます。
そういえば私も。
大学受験に失敗したことも
試験に落ちて県外で就職することになったことも
当時の私にとっては
絶望的で前が見えなくなるような出来事でしたが
今の私にとっては
どちらも起こってくれてよかった
fortunately「幸運な」出来事だったと言えます。
当時の私からしたら、
絶対に信じられないと思うけど、本当にそう。
だから、
今起こっていることはすべて
未来の自分にとっては最善のこと。
そんなふうに思いながら
fortunately「幸運な」こと
unfortunately「不運な」こと、
毎日いろんなことがあるけれど
こんな未来に行く、と
自分ではっきり決めて
そこにつながる道を
一歩一歩、前に進んでいきたいなと思っています。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
(今日ご紹介した絵本はこちらです)