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絵本講師への学び

onoaki

こんにちは。
Home ai えほんのおうち、akiです。

「絵本といっしょに子育てする」
ママのお手伝いをしています。

おやこの絵本のある暮らしが
愛のある、やさしいものとなりますように

そんな思いを込めて活動しています。

絵本講師の学び

今年の4月から新たな学びとして、第21期「絵本講師・養成講座」を受講しています。

今日はその「絵本講師」について、どのような資格なのか、また、私がなぜ受講しようと思ったのか、その理由について書いてみようと思います。

絵本が好きな方、お子さまと絵本に親しんでいる方、そして、いつか絵本に関わる活動がしたいとお考えの方の参考になれば嬉しいです。

絵本講師とは

「絵本講師・養成講座」は、NPO法人「絵本で子育て」センターが開講しているもので、「子育てするにあたり、いかに絵本の読み聞かせが必要かを学び、それを語り伝えることができる講師」を養成するための講座です。

2024年、第21期の受講生募集要項の中に

「絵本の読み聞かせが自分の助けとなり、家族をつなぎ、人格形成にも有意義であったという原体験を有する人々もまた、数多く存在しています。このような人々には、こうした知識が充分にあり、元に子育てに悩んでいる人々にそれを伝え、役立ててほしいと心から願っています。」

という内容がありました。

「絵本といっしょに子育てすること」
そのお手伝いがしたいと思ったのは、まさに、私自身もこのような経験をしたからであり、その目的や理念には、大変共感する部分が多く、絵本講師の学びを始めることにしました。

絵本講師・養成講座の内容

講座の中では、
「子育てに役立つ知識を伝え、社会的役割を果たす」、
「絵本講座を開くための知識や経験はどうやったら得られるのか」

これらについて、およそ1年間かけて学習していきます。

スクーリングが全6回(第1編〜第6編)あり、東京会場と大阪会場のどちらかで受講します。私は東京会場で受講していますが、最初は正直、どうしてオンライン開催ではないのだろうと疑問にも思いました。

しかし、2回のスクーリングを終えた今、人に会って直接話を聞くことの素晴らしさや、スマホや電子書籍ではなく、紙の絵本をひらくことの大切さも、思い出させていただいているように感じています。

受講されている方々は、小さいお子さまのいるママや、現役保育士さん、学校の先生、絵本に関する他の資格をすでにお持ちの方など幅広く、みなさん本当に温かくて優しい雰囲気をおもちの方ばかりで、グループワークなどでお話しさせていただくのも楽しいです。

「絵本好きに悪い人はいない」
という私の持論が、見事に証明されています(笑)

修了するためには全スクーリングへの出席と課題レポート(全5回)の提出が必要になります。課題レポートは毎回手書きで、簡単にできるものではありませんが、だからこそ自分としっかり向き合い、絵本読み聞かせの魅力を自分の言葉で残し、伝えていくための作業になっているのだと思います。

私が絵本講師を目指す理由

本を読まない私が出会った絵本の世界

私が「絵本講師・養成講座」を受講する目的は

「絵本といっしょに子育てすること」

その素晴らしさを自分の経験と言葉で、だれかに伝えていくことです。

私は元々本が好きで、いつも読んでいるというような、いわゆる「本を読む人」ではありませんでした。そのため、本屋さんや図書館なんて、私にとって滅多に行かない場所でした。

そんな私ですが、子どもが生まれてから「絵本って何だか子どもによさそうだな」と思い、何となく図書館に通うようになりました。

二週間に一度、絵本を返してまた借りる、それを繰り返しているうちに、いつの間にかいろんな絵本に出会い、その魅力を感じるようになりました。お話を読んだり、物語の世界に入ったり、その楽しさを大人になって絵本から知ったのです。

そんなふうに図書館に通いながら、絵本と一緒に子育てをしてきて、あっという間に8年が過ぎました。

8歳になった息子は、最近では読みたい本を自分で読むようになり、読み聞かせをすることは少なくなりましたが、赤ちゃんの頃に初めてしゃべった、だるまさんの「め」を、家族みんなで喜び、その可愛らしさに何度も何度も絵本をひらいたことや、「おつきさまこんばんは」を読むと、必ず一緒にぺこっと「こんばんは」してくれた時の姿など、忘れていた大切な思い出が、今でも絵本をひらくと鮮明に蘇ってきて、私の心を癒してくれるのです。

だるまさんの
かがくい ひろし
ブロンズ新社

おつきさまこんばんは
林明子
福音館書店

絵本と一緒に並んでいく大切な思い出

「つみきのいえ」という絵本があります。独身時代、毎日仕事に追われて、自分のために本をひらく時間なんて少しもなかったあの頃。もう覚えていませんが、誰かがそんな私にくれた1冊の絵本、それがこの「つみきのいえ」という絵本です。

あれから約10年、結婚をして、子どもが生まれて、家族ができて、ボロボロになってしまったし、もう手放そうかな、と思ったことも何度かありましたが、何となくできずに、ずっと私のそばにあった絵本です。

今、子どもといっしょにこの絵本を開くとき、いつも感じることがあります。

それは、積み木のように積み重なっていく「おじいさんの家」は、まるで「私にとっての絵本」のようだということ。

下へ、下へと、昔の家に入っていくたびに、その家に住んでいた時の大切な思い出が、おじいさんの心に蘇ります。

私の家は、おじいさんの家のように積み重ねていくことはできないけれど、子どもの成長とともに、本棚に増えていく絵本のように、1冊1冊と少しずつ増えて並んでいくように、わが家の大切な思い出も絵本といっしょに残ってくれているような気がします。

つみきのいえ
加藤久仁生 絵
平田研也 文
白泉社

絵本をひらくと思い出す、家族との大切な思い出。

子どもの頃に読んだ絵本なんて私には特にないと、ずっと思っていたけれど、大人になり、親になり、子どもたちとの絵本のある暮らしの中で、自分自身が幼い頃に読んでもらった絵本を思い出すようになりました。

忙しい母が読んでくれたあの絵本、いつも寝る前に父が話してくれていたあのお話、忘れていた、愛情あふれる優しい時間をふと、思い出すのです。

自分の経験と言葉で

絵本の読み聞かせは、子どもにとっても、大人にとっても、かけがえのない時間です。

これまで、私が絵本と暮らす中で感じてきた思いやその時の感情、気付きなどが自分の中に山ほど積み重なっていて、絵本をひらくと、それらがあふれ出てくるように感じています。

そんな絵本との関わりを、自分の言葉で残していきたい、だれかに伝えていきたい、と強く思うようになりました。

「絵本と一緒に子どもを育てていくこと」の素晴らしさや、絵本は私たち大人にも子どもにも、いつでもそっと力を貸してくれるのだということを、わが家の子どもたちとの経験とともに、これから子育てをされる方に、伝えていきたいと思っています。

終わりに

いかがでしたか?

今日は私が今学んでいる「絵本講師・養成講座」について書きました。好きなことを学ぶ、その楽しさを感じながら、さらに学びを深めていこうと思っています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

ABOUT ME
aki
aki
えほんと子育て @Home ai えほんのおうち
公立小中学校教員として15年間働く。子どもが生まれてから絵本読み聞かせを始め、たくさんの絵本に出会い、その魅力を知る。一般の家庭で実践できるバイリンガル教育の方法を広めていきたいと、現在は音読協会のバイリンガル絵本読み聞かせシニアインストラクターとして活動中。
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