絵本と子育て

大人にも子どもにも それぞれの心に響くもの

onoaki

こんにちは、akiです。

ママと子どもの「絵本のあるやさしい暮らし」をお手伝いしています。

一般社団法人音読協会、バイリンガル絵本読み聞かせシニアインストラクターとして、英語絵本を主軸にしたおうち英語をご家庭で実践していただくための各種講座を開講しています。

わが家の本棚から

お迎えでの出来事

さて、今日は
先日の保育園へのお迎えでの
出来事について書こうと思います。

夕方、お迎えに行くと
ちょうど保育園に着いた瞬間から
大粒の雨が降り始めました。

お部屋から出てきた娘と
帰ろうとしていると
突然、雨の音が変わり
バラバラと雹が降ってきたのです。

びっくりしてそのまま見ていると
お部屋の中にいた
子どもたちもみんな
テラスに出てきました。

「なかなか見れないからねー」と
先生が子どもたちをよく見えるところに
座らせてくれて

小さい子も大きい子も
先生たちも

大人も子どももみんないっしょに
「うわー!すごいね!!」って
感動したのでした。

雹の降ってくるお空を見上げて、
今まで聞いたことのないような音を聞いたり
落ちてきた氷を触ったり。

子どもたちの
キラキラした表情がとても印象的でした。

こんなふうに
子どもの『今、やりたい』を大切に
寄り添い、見守ってくださる先生たちには
いつも感謝です。

見守ることの大切さを感じる本

そんな出来事から、
娘が大好きな、この本

ダンプえんちょうやっつけた
さく ふるたたるひ たばたせいいち

のお話を思い出します。

ひがしはまという港町の真ん中にある

ちいさな、わらしこ保育園。

園庭も、ブランコも、滑り台もない、
本当にちいさな保育園。

そこには、
体の大きなダンプ園長先生がいます。

「町中が運動場だよ」と、

神社の石段をすべり台に
山の木のつるをブランコに

子どもたちを町中
いろいろな場所に連れていき
自由に遊ばせるダンプ園長先生

木の根につまずいて転んだり
バラのとげに手足をさされたり

けがをしながらも
全力で遊ぶ子どもたち。

子どものやりたい!!
という気持ちを大切に、
大人が寄り添い、見守ること。

そしてそんな子どもたちと
大人もいっしょに
全力で遊ぶことの素晴らしさを

この本から感じます。

見守る子育て

『見守る』

私これ、けっこう苦手です。

「危ないよ!」って
つい、子どもがやる前に
止めてしまうことが多いのです。

けがをしたりしないか
どうしても心配になっちゃうんですよね。

本当に危険なこと以外は
自由にやらせてあげればいいって
頭ではわかっているのに
心配でつい、言ってしまいます。

以前はそんな自分に気が付くと
あーまたやってしまった、、、と
反省したり、

また子どもの成長の機会を奪ってしまった
そんな自分はダメな母親だなと
自己嫌悪に陥ったり
勝手にイライラしたりしていたのですが

最近では少し考え方を変えて

母親だもん!!
子どものことが大切だから
心配になるのは当たり前だよね


そうやって赤ちゃんの頃から今まで
本当によく頑張って
子どもたちを守ってきたね、えらい!

って、開き直って
自分に声をかけるようにしています。笑

そうすると
何だか気持ちも楽になり
以前よりも穏やかに

子どもの遊びを見守ることが
できているような気がします。



そして少しずつですが
日々見守る訓練を強化しています!笑

いつか大きくなったら

そういえば
保育園に毎年巣をつくるツバメ

今年も
巣の中のちいさな赤ちゃんが
お口を大きくあけて並び
かわいい姿を見せてくれていましたが

いつの間にか
立派なツバメになって
自由にお空を飛ぶようになりました。

いつか子どもたちが自分の足で
自分の人生を歩いていくときに

この子の選んだ道なら大丈夫!って
自信をもって
送り出してあげられるよう

そのときまでに
母親としても
少しずつ成長していけたらと思っています。

おまけの話

お話の中で
弱虫のさくらちゃんが

お友達との関わりや
自然の中での自由な遊びを通して
自分を成長させていく様子には

何度読んでも心動かされます。

そして読みながら
なぜかいつも涙が出てくるのです。

さくらちゃんの言葉を声に出すとき
こみ上げてくるものがあり

きっと私自身と
重なる部分があるのかなって思います。

活発で積極的な姉や妹と違って
いつもおとなしく
両親にくっついている子どもだった私。

親戚が来ると必ず
父親の後ろに隠れて寝たふりをしていたそうです。笑

自己主張が苦手で
みんながいいという道を選び、
人と違わないように、間違えないようにと
ずっと生きてきました。

そんな自分に
思い切ってさよならをして
勇気をもって飛び込んだ

自分の人生は自分で切り拓く
自分のやりたいことを仕事にする!


という世界。

生まれて初めて
チャンバラごっこに挑戦したさくらちゃんが

友達にやられて
うれしそうに倒れている様子と重なり、

こわいけど
思い切って飛び込んだ世界は
最高に楽しくわくわくする場所だった!

そんな思いに共感しながら
この本を読んでいます。

絵本って本当に
大人にも子供にも
それぞれ心に響くものがあって
おもしろいですね。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。

ABOUT ME
aki
aki
えほんと子育て @Home ai えほんのおうち
公立小中学校教員として15年間働く。子どもが生まれてから絵本読み聞かせを始め、たくさんの絵本に出会い、その魅力を知る。一般の家庭で実践できるバイリンガル教育の方法を広めていきたいと、現在は音読協会のバイリンガル絵本読み聞かせシニアインストラクターとして活動中。
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