絵本と子育て

終わりを意識すると見えてくる 「いま」の過ごし方

onoaki

こんにちは
Home ai ママと子のおうちサロンのakiです。

絵本といっしょに子育てする
ママのお手伝いをしています。

おやこが、おうちで、
愛のある優しい時間を過ごすことができますように

そんな思いを込めて活動しています。

新一年生の朝

4月、新しい年度が始まりましたね。

この春、新一年生になった娘。

初めての登校日は、息子が兄として当然一緒に行ってくれるだろうと思っていたのですが、玄関を出てすぐ

「行ってきまーす!」と

元気に走って行ってしまいました。

おにごっこに遅刻しちゃうから急いで行くとのこと、ありゃりゃ、、、笑。息子らしいです。

同じ保育園からのお友達もいないため、ちょっと不安そうな娘と手を繋いで歩いていくと、他にも新一年生のかわいらしいランドセル姿がたくさん見えてきました。

歩きながら何度も振り返って手を振る子、歩いていくわが子が見えなくなるまで、その後ろ姿を見つめる保護者の方。

きっとどの子も、生まれてからこれまでの6年間、大切に大切に育てられてきたんだなと感じました。

パン屋さんのある大きな交差点までママと一緒に歩く、と決めた娘。

「いってきます」とタッチして、まっすぐに手をあげて一人で横断歩道を渡っていきます。

大きなランドセルを背負って、自分の足で歩いていくわが子の後ろ姿を、いろんな思いで見つめる毎日です。

こんなふうに、一緒に歩いてくれるのもいつまでかな?

お友だちとのおにごっこを楽しみに、走って学校へ向かう息子のように、娘もそのうち一人で歩いていくようになります。

明日かもしれないし、1週間後、1ヶ月後、もしくは1年後かもしれません。

わからないけれど、終わりがあるっていうことだけはわかってる。

だからこそ、いま親子で過ごすことのできるこの時間を大切に、いまだからこそ感じられる思いを感じきりたい、最近そんなふうに思って過ごしています。

えほんai

20ぴきのピクニック

20ぴきのピクニック
作・絵 たしろちさと
ひかりのくに

こんなおはなし

ぽかぽか
天気のいい春の日に

床下のねずみたちも
お弁当をもって

ピクニックに出かけます

たーくさん遊んだら
みんなおなかぺこぺこ

おいしいおにぎりとお味噌汁
おなかいっぱい食べて

おうちに帰ります

わが家の春休み

大好きなたしろちさとさんの絵本、
この春、新刊が出ていました。

絵本を読んだ娘の最初の一言は

「スープジャーもってるじゃーん!!」
「うちといっしょだねー」

でした。

どれどれ!??ほんとだ!笑
お父さんねずみが持っていました。

今年の春休み、わが家も
おにぎりとお味噌汁(スープジャー)持って

子どもたちとピクニックに出かけていました。

春が始まり
だんだんあたたかくなってきて

桜が咲き始めて
少しずつ咲いていって
満開になってから、散っていくまで・・・

いろんな桜を見ながら
子どもたちとゆっくり過ごしていました。

桜って咲いてもすぐに
散っていってしまうのがわかってて

いつ見ても、どんなにきれいでも
どこかさみしさや切なさを感じます

きれいに咲いた桜も
それが散っていく様子も
畑一面の菜の花も、

ぜーんぶ
見ることができるのは1年で今だけ

それに、また来年も見れるとは限らない、

そんなふうに思ったら
他のことよりもまず

「いま」をちゃんと楽しみたいなって。

終わりを意識して「いま」を過ごす

私にとって春は
もともと一番苦手な季節。

やっと1年終わったと思ったら
またすぐに新年度が始まり

心も体も休まらないまま
あわただしい毎日の中に放り込まれ

今年はどんな苦しい仕事が待っているのだろう

そんなふうに思いながら

心配と不安いっぱい
ただただ憂鬱な気分で過ごす

ずーっとこんな感じでした。


自分にとって大切なものは何か
自分と向き合いながら
少しずついろんなことを手放してきて

3度目の春を迎えました。

あんなに嫌いだった春が
今では大好きな季節になっています。

今年は桜が咲いて散っていくまで
春をとことん感じて
いまを楽しむ、と決めて過ごしたら

やっぱり桜が散ってしまうのは
さみしいんだけど

たくさんたくさんありがとう、
また来年!っていう気持ちに

自然になれたような気がします。

終わりを意識することで
「いま」大切にしたいものが見えてくる。

おやこで絵本をひらく時間もおんなじだなって。

何となく過ごしていると、いつまでも当たり前に続いていくかのように思ってしまうけれど、これにも終わりがある。

読みたい本を読める楽しさを知り、長いお話もどんどん自分で楽しむようになっている娘。

あと何回聞けるかわからない「よんでー」に、寄り添える「いま」を大切に、引き続き子どもたちの成長を見守っていきたいなと思っています。

最後に、今日は新月なので願いごとを一つ。
たくさんのママたちが子どもとの『今』を、安心して心から楽しむことができるように、私にできることをしていきます。

今日も最後まで読んでくださりうれしいです。ありがとうございます。

ABOUT ME
aki
aki
えほんと子育て @Home ai えほんのおうち
公立小中学校教員として15年間働く。子どもが生まれてから絵本読み聞かせを始め、たくさんの絵本に出会い、その魅力を知る。一般の家庭で実践できるバイリンガル教育の方法を広めていきたいと、現在は音読協会のバイリンガル絵本読み聞かせシニアインストラクターとして活動中。
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