おうち英語

ねこのお世話と早期英語教育

onoaki

こんにちは。
Home ai 『えほんの部屋』の、akiです。

絵本といっしょに子育てする
ママたちのお手伝いをしています。

おやこの絵本のある暮らしが
愛のある、やさしいものとなりますように

そんな思いを込めて活動しています。

わが家のねこ まいちゃん

わが家には、ねこが1匹います。
名前はまいちゃん。

「カギしっぽ」でしっぽがくるくるしていたため、保護してくださった方が「ゼンマイちゃん」と名付けました。

わが家にお迎えするときに名前についてもいろいろ話し合いましたが、最終的にはその名前をいただき、本名は「ゼンマイちゃん」、あだ名が「まいちゃん」となりました。

わが家に来てくれてから2年半が経ちますが、布類を噛むのが大好きなまいちゃんは、これまでにカーテンやクッションを噛んで食べてしまい、何度か病院にお世話になっています。

だから、あたたかい毛布や普通のねこちゃん用ベッドなどは使うことができず、最近とても寒そうにしていました。

あんまり寒かったのか、トイレの中でまるまっていたこともあり、これはさすがに何とかしてあげたいねと家族で話していたところでした。

娘が作ったもの

そんなまいちゃんのためにと、先日娘がダンボールで何やら一生懸命作っていました。

完成したのがこちら。

「まいちゃんのひなったぼっこばしょ」だそうです。

ねこってダンボール見つけるとすぐに入りませんか!??笑

すぐ中に入ってひなたぼっこを始めるまいちゃんの姿を見て、娘もうれしそうにしていました。

そんな様子を見て思い出したのがこちらの絵本です。

しずかに しずかに
なかのゆき 文  鈴木永子 絵
福音館書店 こどものとも年中
向き

こんなおはなし

なみちゃんのおうちには
とらちゃんというねこがいます

いつもは にゃあとないて
来てくれるのに

今日は様子がちがいます

どうやら赤ちゃんが生まれるようです

そんなとらちゃんのために
なみちゃんはお母さんと一緒に

ダンボールでおうちをつくります

とらちゃんが安心して
赤ちゃんを産むことができるように

しずかに しずかに

過ごします

そうやって
しずかに しずかに

待っていたなみちゃん

最後には
にゃあとなく声がして、、、

先日こちらに、福音館書店の月刊絵本「こどものとも」シリーズを毎月楽しみに購読しているということを書きましたが、この絵本も娘が年中さんのときからずっと大好きで、よくひらいています。

絵本に出てくる、なみちゃんととらちゃんが、わが家の娘とまいちゃんの様子と重なります。

動物と一緒に暮らすこと。

家族として何をしたらいいのか、とくに教えたわけではないけれど、娘なりに考えて行動してくれていることをうれしく思います。

息子とまいちゃん

そういえば息子が先日、

Maichan needs clean water.

と言いながら、まいちゃんのお水のお皿をきれいにして、新しいお水を入れていました。

ん?
どこかで聞いたフレーズだなと思ったら、

CTP絵本レベル3
Caring for Our Lizard

に出てくるものでした。

クラスで新しいペット、トカゲを飼うことになりお世話をするという内容です。

この絵本の中に

We need clean water to drink.
Our lizard needs clean water too.

(私たちにはきれいな飲み水が必要です。)
(トカゲにもきれいな水が必要です。)

という英語があり、息子もまいちゃんにもclean waterが必要だと思ったようです。

「きれいなお水をあげるんだよ」
「あたたかいおうちを作ってあげて
ね」

そんなことを言わなくても、大切な家族の一員であるまいちゃんのために、できることを考えて行動する子どもたち。

昔は、親になったら子どもにたくさんのことを「教えてあげなければいけない」ものだと思っていましたが、最近では、教えてあげなくても、子どもはちゃんと自分で自分の世界を広げていくんだなと感じています。

そんな子どもたちをそばでサポートするのが親の役割なのではないかと思うようになり、何となく肩の力を抜いて子どもたちと関われるようになってきたかなと思います。

そしてそんな私たち親子を絵本がいつもそばで、そっと支えてくれているように思います。

早期英語教育について思うこと

早期英語教育なんてとんでもない
日本語がまだ完全でないうちから英語をやってどうする?
中学校からで十分だ

というご意見の方のお話を聞かせていただく機会がありました。

以前はそういう意見を目にするたびに、おうち英語をしていることを心配になったり、迷ったりしていたけれど、今は、全然揺るがない自分がいることに自分が一番驚いています。

どっちが正しいか、間違っているかではなくて、そういう意見があることもしっかりと真剣に受け止めて理解した上で、

私は日本語を一番に大切にしながら、おうち英語をやる、という道を選んで、迷わず進んでいけるようになったなって。

だって、日本語でも、英語でも、絵本をひらいていることに変わりはないから。

親子でいっしょに絵本をひらく、やさしい時間。

国とか、言語とか、そういう区別なく、絵本作家さんたちのすばらしい作品に、毎日親子で触れることのできる喜びを感じます

また、そんな時間の積み重ねとともに、子どもの心と言葉が豊かになっていくことも。

「子どもの将来のために」と、やりたくないことを無理して子どものためにやっているわけでもなくて、自分の心が心地よいと感じるから、ブレずに続けていけるのだと思います。

心の感覚を大切にする

この、自分の感覚ってすごく大事だなって。

私は今まで、人の意見ばかり気にして生きてきたなーと思っていて、他人にどう思われるかな、自分は人と違っていないかなって、より人がたくさんいる方とか、人から見て正しいと言われる方を選ぶのが当たり前だったけれど、最近ではこの「自分の心の感覚」を大切に、自分の心が喜ぶ方を選ぶ練習(というか、リハビリ?)をしています。

だって子どもの頃はみんなそうだったはず。
こちらにも書きましたが、子どもって心で生きていますよね。)

絵本もそう。
日本語でも英語でも、子どもと一緒に絵本をひらく、やさしい時間に心が癒されます。

絵本から受け取ったものを生活につなげ、ねこのお世話をしようとする子どもの姿を見て、心が動きます。

情報あふれる世の中で、何を選択したらいいのか、道に迷うこともあるけれど、そんな時こそ自分の心と向き合い、自分にとっての心地よさを大切にしていきたいな、と思っています。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。

ABOUT ME
aki
aki
えほんと子育て @Home ai えほんのおうち
公立小中学校教員として15年間働く。子どもが生まれてから絵本読み聞かせを始め、たくさんの絵本に出会い、その魅力を知る。一般の家庭で実践できるバイリンガル教育の方法を広めていきたいと、現在は音読協会のバイリンガル絵本読み聞かせシニアインストラクターとして活動中。
記事URLをコピーしました