絵本と子育て

かわいい「言いまちがい」と「やまんばの絵本」

onoaki

こんにちは、akiです。

ママと子どもの「絵本のあるやさしい暮らし」をお手伝いしています。

一般社団法人音読協会、バイリンガル絵本読み聞かせシニアインストラクターとして、英語絵本を主軸にしたおうち英語をご家庭で実践していただくための各種講座を開講しています。

今日の絵本

大好きな、まゆのおはなし

今日は大好きなこちらの絵本を紹介します。

『まゆとりゅう』
やまんばのむすめ まゆのおはなし

冨安陽子 文
降矢なな 絵
福音館書店

このシリーズ、大好きです!

きたのおやまのてっぺんの
3ぼんすぎのきのしたに
(絵本より)

という始まりのフレーズが
とても心地よく、
声に出して何度も読みたくなります。



今年は辰年なので
この「まゆとりゅう」を
娘とよく一緒にひらいています。

りゅうのお話のほかにも
おに、うりんこ、かっぱ、おおきなケーキ、そらとぶくも

のお話などがあります。


もう全部好き!笑

だれに対しても
人なつっこくて、無邪気な姿が

かわいらしいまゆ。

いつもげんきいっぱいに
お山をかけまわります。



そんなまゆを
いつも優しく見守る

やまんばかあさん

たくさん冒険してきたまゆを
「おかえり」と優しく迎える姿に

母として学ぶことも多いです。

絵本をひらくと思い出す

私は、この絵本をひらくと
必ず思い出す出来事があります。

それは、息子が1年生の頃に
学校の授業で虫採りに行った時のこと。

虫採りが大好きな息子は
数日前から網や虫かごを
うれしそうに準備していました。

そして当日の朝。
もう楽しみで楽しみで
早起きして張り切って準備をする息子。

いつもより早く支度を終わらせ、
ランドセルと虫採りの網を持って

いざ、玄関へ。

後ろ姿からもやる気が伝わってきます。

そんな息子が
キラキラした表情でこちらを振り返り、

「今日絶対やまんばつかまえてくる!!!」

と言うのです。


ん?やまんば???

つかまえられるのかな!??

つかまえてきても飼えないぞ・・・


などいろいろ考えましたが、
1分1秒でも早く学校に行きたい息子。

ゆっくり話す時間などなかったので
「がんばって!」と声をかけ、

「いってきまーす!!!」
と元気に出かけて行ったのでした。

そして夕方、残念そうな様子で
帰宅した息子が

「やまんばつかまえられなかったー」と言うので

「つかまえた子もいるの!?」と聞くと

「うん!大きいのつかまえてた!」と。



「すすすごいね、、、
「どうやってつかまえたのかな!??」


「あみで」

「やまんばってあみでつかまえられるの!??」


「うん、だっていっぱい飛んでるじゃん!」
「ちいさいとんぼもいたよ」


あーーーなるほど!!!

「オニヤンマね!」

「大きいとんぼ、オニヤンマのことね!!!」


「あー!それそれ」


めちゃくちゃすっきりして
「とんぼ探しに、また行ってみようね」

と声をかけたのでした。

かわいい言いまちがい

子どもの言いまちがいって
本当にかわいいですよね。

そういえば彼は年中さんのときに
鍵盤ハーモニカのことを

「けんむりはんむり」って言ってたな。

3年生になった今でも

イメケン=イケメン
ほうれいざい=保冷剤


などなど
たくさんの笑いと癒しを
家族に提供してくれています!笑

でも、最近はもう
オニヤンマを「やまんば」と言わないし
「けんむりはんむり」も出てきません。

いつの間にか、なくなった
かわいい言いまちがい。

まちがいを直して
いちいち全部正しく教えてあげなくても

子どもっていつの間にか
言えるようになってるんですよね。


言いまちがいから生まれる
おもしろい日本語や
それを思わず笑っちゃうような

幸せな時間って
いつの間にか通り過ぎていくんだなと
最近、あらためて感じています。

おうち英語も

気になる!英語の言いまちがい

こんなふうに言いまちがいを
かわいいなって思う感覚

残念ながら私は
英語では感じることができません。

英語の言い間違いになると
つい正しく言わせたくなっちゃうし、

英語絵本を読んでいて
間違っているところがあると
ついつい気になって直したくなる。


でも、英語も毎日コツコツ続けていくことで

いつのまにか
しっかりと身に付いていくって
考えると少し気持ちが楽になります。

言いまちがいを思わず笑っちゃうような
英語ネイティブの感覚は
私にはないけれど

「ここ上手に言えるようになってるー!」

って、毎日続けてるからこそわかる
子どものちいさな成長と
その喜びを感じることはできます

おうち英語だからできること

それに、
英語で言い間違いを
たくさんさせてあげられるのって

おうち英語やってるからこその特権だと思っています。


私自身にとって英語は
中学校の授業で初めて教わり、

出会った時から

正しい文法で言わなきゃいけないもの
間違えたら点数が下がるもの


という意識が強く、

たくさん楽しく声に出す!
そんなものではなかった。

でも、親になり
子どもの成長を見てきて思うのは

日本語でも英語でも
言葉ってまちがえながら
身につけていくものだということ


まちがえておかしなことを言っても
それを優しく受けとめてくれる人がいて

毎日毎日、声に出して、
間違えながら言葉にしていく

その積み重ねが、
やがて「正しさ」につながっていくのだと感じています。



子どもの言いまちがいを
毎日聞いてあげること


これもやっぱり
パパやママにしかできない
パパやママだからこそ、できること

なんですよね。


英語絵本と一緒に
少しずつ成長する子どもの姿を
楽しみに、長い目で見守っていきませんか?


今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。



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えほんと子育て @Home ai えほんのおうち
公立小中学校教員として15年間働く。子どもが生まれてから絵本読み聞かせを始め、たくさんの絵本に出会い、その魅力を知る。一般の家庭で実践できるバイリンガル教育の方法を広めていきたいと、現在は音読協会のバイリンガル絵本読み聞かせシニアインストラクターとして活動中。
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