日本語の絵本

必要なものを必要なだけ あとはそっと、おいていく

onoaki

こんにちは
Home ai の akiです。

絵本といっしょに子育てする
ママのお手伝いをしています。

おうちで、おやこが、
愛のあるやさしい時間を過ごすことができますように。

えほんai

わが家の本棚から

お気に入りの絵本や
子どもたちとひらく絵本のこと

日々の氣づきや
子育てのことなどについて、思いつくままに書いています。

今日はこちらの絵本

もりのてぶくろ

もりのてぶくろ
八百板洋子 ぶん
ナターリア・チャルーシナ え
ふしぎなたねシリーズ
福音館書店

こんなおはなし

しずかな森の中に

はっぱが1まい
落ちていたよ

すてきなはっぱに
手をあててみる動物たち

大きいな、ちいさいな・・・

ぼくの手にぴったり!

はっぱをひろっていったのは・・・?

息子との会話

家の近くの道路を
広くする工事が行われています

今までは1車線で

時間帯によっては
渋滞になったりもしていた場所が

どうやら2車線になるようで
大きな工事が続いています


昨日そこを車で通りながら
ここ、こんなに広くなるんだね

また便利になるねーって言ったら

それを聞いていた息子が

便利になるのもいいけれど
自然をこわして

生き物たちの食べ物やおうちが
なくなっていくから

ぼくはちょっといやだなーと
言っていました



そういえばこの場所には
ちいさな川が流れていたけれど

どうなってしまったのだろう?

流れをかえて
どこか別の場所に残されたのか

それとも
なくなってしまったのか



新しくつくられている
便利で、きれいな道を見ながら

そんなことを
考えていました

ただそこに、そっとおいていく

人間も動物も

生き物はみんな
自然のやさしさや、恵みをいただいて

生きてきた

必要なものを必要なだけ

それ以上に
もらうことはないし

自分には
合わないもの、必要のないものは

とっていったりせず

そこにただ、
そっとおいていく

もりのてぶくろのように

そうやってずっと

それぞれの場所で
それぞれに必要なものをいただきながら

暮らしてきたはず



ときどきおんなじ場所や
近くを通るようなことがあっても

1枚の葉っぱを
奪い合うようなことはしてこなかったはず

森はどの動物にとっても
ゆたかでやさしい場所であったはず


いま、そうでなくなってしまっているのはなぜだろう?
いつから崩れてしまったのだろう?

森の恵みをもらいながら
暮らしていたはずの動物たちが

そこにいられなくなったのは
なぜなのだろう?


便利さや利益のために
自分たちが必要とする以上のものを

根こそぎ奪う

人間のやり方に
原因があるということに

小学生の子どもでさえ気づいているのに

やめない大人がいるのは
どうしてだろう

どんどん便利になっていく生活に
感謝をしながらも

大切なことを
忘れないようにしていきたい

私たちも
自然の恵みをいただいて生きているということ

そして、それに対する感謝の気持ち


大切なものを守るために

ほんのちいさなことだけど
日々、自分にできることをしていかなければいけないなと思っています

秋の森のなかを感じる絵本

おうちで、おやこで
いっしょにひらいてみてね

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます

ABOUT ME
aki
aki
えほんと子育て @Home ai えほんのおうち
公立小中学校教員として15年間働く。子どもが生まれてから絵本読み聞かせを始め、たくさんの絵本に出会い、その魅力を知る。一般の家庭で実践できるバイリンガル教育の方法を広めていきたいと、現在は音読協会のバイリンガル絵本読み聞かせシニアインストラクターとして活動中。
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