ねこの絵本と子どものことば
こんにちは。
Home ai えほんのおうち、akiです。
「絵本といっしょに子育てする」ママのお手伝いをしています。
おやこの絵本のある暮らしが
愛のある、やさしいものとなりますように
そんな思いを込めて活動しています。
えほんai
わが家の本棚からおすすめの絵本をご紹介します。
ねこは るすばん
ねこは るすばん
町田尚子
ほるぷ出版
こんなおはなし
飼い主が出かけていったあと
ねこはおるすばん
ゆっくりくつろいで
お昼寝でもするのかな
と思いきや
ひみつの場所から
どこかにお出かけしちゃった
気の向くままに
お散歩したり、お茶したり
のんびりたのしく
一日を過ごす ねこ
大満喫したら
おうちに帰り、玄関へ
待っていましたよ
とばかりに
かわいいお顔で
飼い主をお出迎えします
町田尚子さんのねこの絵本
娘が大好きな絵本です。
最後のページ、飼い主を見つめるにゃんこのお顔が、もうかわいくてかわいくて。
「かわいいー!!」
と毎回言ってしまいます。
日中、飼い主のいない間に、好きなことをして過ごすときの表情と全く違って、もう別人、いや別ねこのようで、そこがとってもおもしろい絵本です。
町田尚子さんの描くねこの世界、大好きです。他にもこんな絵本があり、娘と繰り返しひらいています。
なまえのないねこ
竹下文子 文
町田尚子 絵
小峰書店
どすこいみいちゃんパンやさん
町田尚子
ほるぷ出版
ネコヅメのよる
町田尚子
岩崎書店
「ネコヅメのよる」は娘が3、4歳くらいの時によくひらいていたな。
ちょうどねこを飼い始めた頃だったので、部屋によく落ちているネコヅメを発見するたびに、
「ネコヅメのよる」
と、表紙のようにちょっと暗くてあやしい雰囲気を醸し出しながら言うので、笑ってしまいました。
シンプルな短い文でストーリーが進んでいくので、繰り返し読んでいるうちに娘も全部読める(言える)ようになり、一緒に声を合わせて音読するように読んでいったのを思い出します。
わが家のねこ まいちゃん
ベイブレードのスタジアムを自分のおうちだと思っている
いつの間にか覚えている言葉たち
絵本と一緒に子育てをしていると、
「そんな表現なんで知ってるの??」
と思うことがよくあります。
先日、夕食の時に娘がいきなり
「ねこじたの人ー?」
と家族にアンケートをとり始めました。
思わず手を挙げてしまい、家族全員がねこ舌であると判明したのですが、「ねこ舌」なんて言葉どこで覚えたのかな??と思っていたら、その日の夜、寝る前の読み聞かせに娘が選んで持ってきたのが、この「ねこは るすばん」の絵本だったのです。
そして、ちゃんとありました!「ねこじた」の表現が。
「あー!!この絵本か」
と納得したのですが、教えてもいないのにどんどん言葉を覚えて自分のものにしていく、子どもの力ってすごいな、と改めて感じます。そして、こんなふうに子どもの成長をいつもそっと支えてくれているのは、やっぱり絵本なんだよなとも、毎回思うのです。
初めて知った言葉を使ってみる。そして、それが伝わる喜びを感じる。
ちゃんと伝わらなくても、優しく受けとめてくれる人がいる。
子どもの言い間違いについて思うことを以前にもこちらに書きましたが、そうやって子どもは言葉を覚えていくんだなと、かわいいねこの絵本を読んで思い、子どもとの会話の大切さにも改めて気付かされたのでした。
おまけの話(反省したこと)
最近知らんぷりし続けている息子からの
「お願いだから、ポケモンパンのQRコードを読んでくれ」
(何かのプレゼント企画らしい)
という要求にも、少し耳を傾けてみようかと思います。
これ、わが家では
「ねこるすポーズ」と呼んでいます
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
(今日ご紹介した絵本はこちらです。)