日本語の絵本

なるほど、それもいいね

onoaki

こんにちは
Home ai の akiです。

絵本といっしょに子育てする
ママのお手伝いをしています。

おうちで、おやこが、
愛のあるやさしい時間を過ごすことができますように。

えほんai

わが家の本棚から

お気に入りの絵本や
子どもたちとひらく絵本のこと

日々の氣づきや
子育てのことなどについて、思いつくままに書いています。

今日はこちらの絵本

なぞなぞのみせ

なぞなぞのみせ
なぞなぞ・石津ちひろ
え・なかざわくみこ
偕成社

こんなおはなし

八百屋さん
本屋さん
ケーキ屋さん

いろんなお店で

お買いもの

お店にはたくさんのものが
ならんでる

その中から
なぞなぞの答えを見つけるよ




先日久しぶりに娘が
よんでー!って

もってきたのが、この絵本でした

もう何度も
ひらいている絵本なので

答えを知っていて
なるべく早く言おうとする娘と

言われる前に
全部よみ終えようと必死の私

もはや
なぞなぞを楽しむというより

なぞのバトルが
始まっていました

その様子をみていた夫も

楽しみ方がちがうよねって
つっこみを入れていた

絵本の楽しみ方は
ひとそれぞれ

こんな楽しみ方があっても
いいよね

答えはひとそれぞれ

この絵本の中の
八百屋さんのページに

あかくて あおくて きいろくて まんまる
おおきなくちで がぶりと かじれば
あまくて すっぱい みずしぶき


という
なぞなぞがあります


答えは
「りんご」なんだけど

娘は「トマトー!」って
自信満々に答えてました


えー?ちがうよ?
って言いそうになったとき

「ほら!こないだスーパーで見たじゃん!」
「トマトは赤だけじゃないんだよ」

って教えてくれました



あぁ、なるほどな

たしかに・・
いろんな色のトマトがあるし

娘にとって
トマトは
あまずっぱい味なんだな

この子にとっての正解は
トマトだったんだなって

何だかものすごく
納得させられたのでした

答えはひとつじゃないと


娘はトマトが大好物で
よく食べます

(兄は苦手で全く食べない)

ご飯の準備をしながら
トマトを洗って
テーブルの上に置いておくと

全部でき上がる頃には

お皿の上のトマトが
きれいになくなっていることが
昔からよくあって

トマトどろぼう
というあだ名が付けられているくらい・・・笑


先週、子どもたちと
スーパーへ買い物に行った時のこと

野菜コーナーで
トマトを見つけて

どれがいいかなー?と
うれしそうに選んでいた娘


きれいに並んだ
赤色のトマトの中に

緑や黄色など
いろんな色のトマトが
入ったものを見つけて

これ、おいしいのかな!??
どうなのかねえ!??
こんな色のトマトもあるんだねえ・・・


という話をしたのを
覚えていたようです


同じなぞなぞを聞いても

兄(息子)の答えは
トマトにはならないのだけど

娘にとっては
トマトも正解になる

こんなふうに
答えはひとつだけじゃなくて

ひとによって違うし

これが答えだって
つよく信じるものが

そのひとにとっての
正解になるのかなって思いました

絶対に
〇〇すべき
〇〇じゃなきゃだめ!

なんてつい、
ものごとをせまく
捉えてしまうことが多いけれど


答えは
本当にこれだけ?
他にはないのかな?

って自分に
問いかけてみることで


本当はどうしたいのか
何を答えにしていきたいのか


自分にとっての
自分だけの

答えが見えてくるような気がします

当然、自分とはちがう
答えのひともいるから

なるほどねー
それもいいよねーって

言えちゃう自分に
なりたいなーとも思います


昔の自分に言いたいこと

子どもと
おみせ屋さんに行くのって
なかなか大変・・・

元気な子どもたちが
はしゃぎすぎて
まわりに迷惑をかけることもあるけれど、


野菜や果物、魚など
いろんな商品を見たり、選んだり、買ったり、

子どもといっしょに
おみせ屋さんに行って

そんな経験をしていくのって
とても大事なことだな、と

いま思います


まわりに迷惑をかけてはいけない

効率のために
私一人で買い物に行くべき


そう考えていた
昔の自分に

やさしく教えてあげたいなー

答えはそれだけじゃないんだよって



それに

まわりには
あなたが思っているよりも

やさしいひとがたくさんいるよ
とも伝えたい

子どもたちが
少し大きくなり

お買い物も
だいぶ落ち着いてできるようになった今

おみせ屋さんで出会う

赤ちゃんやちいさい子どもたちを
見ているだけで癒される

泣いている子を
必死であやすママに
昔の自分自身を重ねて

何かできることはないかと
つい本気で考えちゃう

あやしまれずに
声をかけるには
どうしたらいいのか、とも。笑



見えていなかっただけで
昔、新米ママだった私のまわりにも

そんなやさしさが
たくさんあったのかもしれないな
と、いまは思います


おみせ屋さんで
お買い物を楽しむような

なぞなぞの絵本

おやこで
いろんな楽しみ方を
見つけてみてね

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます

ABOUT ME
aki
aki
えほんと子育て @Home ai えほんのおうち
公立小中学校教員として15年間働く。子どもが生まれてから絵本読み聞かせを始め、たくさんの絵本に出会い、その魅力を知る。一般の家庭で実践できるバイリンガル教育の方法を広めていきたいと、現在は音読協会のバイリンガル絵本読み聞かせシニアインストラクターとして活動中。
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