今日も本棚にお気に入りがある それでいい

こんにちは
Home ai ママと子のおうちサロンのakiです。
絵本といっしょに子育てする
ママのお手伝いをしています。
おうちで、おやこが、
愛のあるやさしい時間を過ごすことができますように
そんな思いを込めて活動しています。
えほんai

おちゃのじかんにきたとら
作 ジュディス・カー
訳 晴海 耕平
童話館出版
こんなおはなし
おちゃのじかん
けむくじゃらのとらがたずねてきて
家中のありとあらゆる
食べ物や飲み物を平らげていきます。
そんなとらの食べっぷりを
怒ることも怖がることもなく
ただ優しく見守るソフィーとお母さん
帰宅したお父さんも
夕食がないならみんなでレストランに行こう、と
一家で外食に出かけて
幸せなひとときを過ごします。
とらがまたいつ来てもいいようにと
たくさんの食料を買っておく
家族の姿からも
読むたびに優しさや温かさを感じます。
どんな状況でも楽しく過ごすことや
捉え方次第で
人生はいくらでも楽しむことができるということも
感じさせてくれる絵本です。
なつかしいな。
娘が3~4歳の頃にくり返しひらいていました。
何度も何度も、何度も(笑)、よんでーともってきて、ひらいているうちにお話の内容をほぼすべて覚えてしまった娘。
聞いた通りに真似して、ちょっとアレンジを加えながらも(笑)、最後まで読んでくれた時の感動を今でも覚えています。

子どもってたくさん耳にした言葉ほど、自分のものとして話し出すんですよね。
そんな子どもの姿を、これまで絵本といっしょにたくさん見てきました。
お気に入りをくり返しひらく、その素晴らしさを感じさせてくれた絵本の中の一冊です。
本棚にお気に入りがあるということ
人よりたくさんの絵本を持たなくてもいい
人よりたくさんの絵本を読まなくてもいい
今日も本棚に、わが子のお気に入りがある。
それでいいんじゃない?って、
この絵本をひらくといつも思います。
子育てしてると、どうしても他の家と比べてしまうことがありますね。
SNSで、だれかが
「今日は何冊読みました」とか
「何分読み聞かせしてます」
なんて、たくさん子どもに読み聞かせしてあげているのを見ると、
「うちはこんなにできてないなー」って、何だかすごくモヤモヤして焦っている自分がいます。
「1日何冊」とか、「何歳までに何冊」というような基準や目安も、できない日があるとごめんねって、なぜか罪悪感を感じたりもします。
こんなふうに、いつの間にか外へ外へと意識が向いてしまうことが多いけれど、そんな自分に気付いたら、ちょっとお茶でも飲みながらゆっくり休憩して、
今ここにいる自分、自分のおうちに、戻ってくるようにしてみます。
そして、本棚に目を向けてみると、ここには、他のおうちのものとは違う、わが家だけの本棚があります。

子どもたちといっしょにくり返しひらいてきた、思い出の詰まった絵本たち。
手を伸ばせば、いつでもまた、やさしいあの頃の記憶がよみがえります。
どこのおうちのものとも違う、わが家だけの思い出がつまった本棚。
眺めていると、
これがあればいいんじゃない?って、自然に思えてきます。

悩むことも多い子育ての日々の中ですが、おうちにそんな場所があるって、とても大きいことだなと思っています。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。